新生活のはじまり

 新居への引っ越しに続き、それまで住んでいた賃貸マンションの明け渡しも終わって、いよいよ新生活の幕開けです。さて、今の気分はというと、「はぁ~~、やれやれ」(笑)。母親が亡くなって、あわてて実家を片付けて、その土地で家を建て替える決断をしてから1年半。特に、ここ1年はたいへんでした。もう2度と家なんて建てたくない、と思います。って、もう一度家を建てるほどの余生もありませんが。

 新居は、引っ越し荷物の段ボールが積みあがったまま、あちこちに持ってきたものが散乱して、これを片付けるだけで数か月かかりそうです。がしかし、今までの解体や退去のための片づけと違って、こっちは楽しいので問題なしです。

 今、新居のダイニングテーブルに座ってこのブログを書いています。ふと、空を見たくて付けた高窓を見上げると、青空に白い雲がゆっくりと形を変えながら流れていくのが見えます。こんな風に空を見上げたのは十何年ぶり?おっと、このブログのサブタイトルは「地べたに転がって空を見上げよう」でしたw。すっかり忘れていて、今思い出しました。道理で、新居に空を見上げるための窓を二つつけたわけだ。一つは今見ているリビングの高窓で、畳スペースから空を見れるように配置しました。もう一つは、寝室の掃き出し窓で、ここにはハニカムスクリーンを付けて、上部だけ開けてベッドから空を見る用。どちらも、寝転がって空を見れます。

 さて、今後は忙しくてストップしていた家づくりやら写真、Pythonのブログ書きをぼちぼち再開していこうと思います。

一本蜜 #166321

定年後に家を建てる3 ~相続登記を自分でやってみる~

 実家の建て替えを進めるにあたり、亡き父親名義になっていた不動産(土地・建物)の相続登記を司法書士にはお願いせずに自分でやってみました。自分でやってみた感想を先に言ってしまうと、「自分でやってもあまり楽しくないが、節約できる金額はでかい」です(笑)。自らの手足を動かし頭を働かせて楽しむ動楽者としては不評ながら、実利はあるってことです。ということで、以下に、やってみた内容を作成した文書の文案も含めて書いておこうと思います。ただ、その前に、自分でやらずに司法書士などへお願いした方がいいケースについて注意書きさせてください。あと、私は自分の場合の相続ケースのみを前提にネットなどで情報を集めて行ったので、私と全く同じ状況以外の場合は当てにならないと思って、自分で調べてください。まぁ、自分でやろうと思うのなら自分で情報も集めるのは当然ですね。

クレーンとトレイン #165216

相続登記を自分でやらない方がいいと思われるケース

  1. 遺産額が単純計算した相続税控除額を上回る場合
  2. 相続内容が複雑な場合
  3. 十分な時間が取れない場合
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定年後に家を建てる2 ~小さな平屋でいいや、と思うも家づくりの大変さに気づき始める~

 家は人生で最も高い買い物、などと言われるようですが、自分の家を持つといっても大きくは次の3パターンがあるかと思います。

  1. マンション(新築・中古)を買う
  2. 一戸建ての建売り住宅や中古住宅を買う
  3. 土地に家を建てる

1と2は、既にある住宅を手に入れるという購買行動になりますが、3は買うというよりは、資金を出してハウスメーカーや工務店に家を作ってもらうという行動になります。定年前の時点では、私も中古マンションの購入や小さな中古戸建を買ってリフォームとかも考えていたので、意識としては「家を買う」という感じでした。しかしながら、最終的には実家を建て替えて住むという選択をしたので、3に近い「既にある土地に家を建てる」ことになりました。

湖畔 #164908
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定年後に家を建てる1 ~実家の片づけ~

 まだ数年は元気だろうと私が勝手に思い込んでいた母親があっさりと亡くなり、ドタバタと葬儀を終え、いよいよ実家の片づけに取り掛かったのが昨年末から年明けにかけてでした。最後は施設に入っていたとはいえ、ほんの2年前ぐらいまでは実家で在宅介護サービスを受けながら生活しており、私も行ったり来たりしていたので、最初のうちは思い出が蘇ってきてなんとも切ない気持ちでした。実家の片づけがなかなかできないという人の気持ちはよくわかります。その家での思い出はもちろん、人が生活していた場所や物から発せられる声のようなものが聞こえてくるようで、片付けようにも手につかないという感じです。とはいえ、私にも残された時間はそんなにはないわけで、ゴミの日の早朝早くに家を出て実家に行き、ゴミ出しを終えてから片づけをして次のゴミの日に出すためのゴミを準備して帰る、というルーティンが始まりました。

プラント #164826
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定年後に家を建てる(プロローグ)

花と樹木 #164524

 これは定年前からのキャッシュフロー計画に組み込んでいたことですが、定年退職後にいわゆる終の棲家というやつへ移ろうかと思っています。これまではずっと賃貸マンションだったのですが、ここらで持ち家へ移行した方がいいだろうという判断です。よく、持ち家か賃貸かと話に出ますが、私の場合は、先がどうなるかわからないのに早期にローン組んで縛られるのは嫌だなぁと思ったまま、結局30年近く賃貸暮らしをしています。しかもずっと同じマンションという….。そんなことなら、ワンルームマンションでも買っておけば良かったのでは?という考えもあるでしょうが、これは後からならどうとでも言える部類の話です。住宅ローンなんかを組んでしまえば、生活はもちろん普段の思考傾向に確実に影響を与えます。まぁ、その影響がどんなものになったのかは、なんともわからないのですが。ただ、定年退職後の現時点では、持ち家に移るというのは悪くない選択だと思っています。「まだ先のことはわからないし」、という地点は過ぎてしまったということです。

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