リバティ大阪(大阪人権博物館)というところへ、福島原発の写真展を観に行ったときのこと。大阪にこんなところ(人権博物館)があること自体知らなかったが、福島原発の作業員たちを撮った写真展を見た後、ついでにその他の展示物も見ることにした。
こういう切り口の博物館というのは初めてで、なかなか興味深かったが、さぁもう出口かと帰りの道筋を考えていた時、その写真たちは目に飛び込んできた。
まさに、飛び込んできたという形容がぴったりの、力強いモノクロ写真。
水俣病を撮ったドキュメンタリー風(?)写真。
展示表示は、水俣病とだけある。
いや、この写真は尋常じゃないぞ。
誰だ、誰が撮ったんだ。
驚きながら見ていくと、最後に
ユージン・スミス
と記されていた。
あ、名前知ってる。どっかで聞いた。
数年前から写真を始めた私の知識はそんなものだったが、こういう形で出会えたことをとてもうれしく思った。
そして、今月号のアサヒカメラをめくってみると、ユージン・スミスの記事が。
これだから写真はおもしろい。