NISAも新しくなり、旧NISAを使っていた身からすると確かに使いやすく(というか、旧NISAがひどすぎた)、巷でも話題で新たに始めた方も多いようです。先月8月には、さっそく大暴落の洗礼を受け、今は自民党新総裁がらみで週明けから大荒れになりそうです。金融投資を始めた人は、相場が大きく動くと気になることでしょう。でも、それが個人にとっても社会にとっても金融投資をする大きなメリットだと私は思います。なぜなら、身銭を切っているので、自分事として相場の動きとその理由を知ろうとするからです。そして、相場は「金」が絡んでいるので容赦のない動きをします。自分の考えや価値観に反することでも、世の流れがそちらに動き金になるとなると相場は、そのように動きます。かと思えば、情勢が変わると正反対の方向に流れたりします。基本は「金になるか」です。そこだけはぶれないので気持ちがいいくらいです。表の顔では理想論を訴えながら、裏ではチューチューしている偽善者の論説なんかに比べて、はるかに信用のできる社会的意思だと思います。その社会的意思に耳目を傾け、自分の頭で考えてみることのきっかけを与えてくれるのが金融投資活動かなと。
「金になるか」って身もふたもないかもしれませんが、成熟した社会においては、それは結局みんなが豊かになるかにかかっているので、変な主義主張なんかよりよっぽど信用できる。むしろ、身も蓋もないのが清々しいくらい(笑)。そうやって、みんな相場を自分事として見るようになると、逆に相場を通じて政治社会に影響を及ぼす力が大きくなるのではないかと思います。一部の人間や情報操作に長けた組織が大きな影響力を持つ時代から脱却できる可能性を垣間見られるかも。できれば私が生きているうちに見てみたいものです。
無職定年退職者の私のポジションでは、金融課税強化などは影響大ですが、かといって現役世代の賃金が増えないのは困るのです。私は無職で賃金をもらっているわけではないですが、投資家として、また数年後に控える年金受給予備軍として、現役世代も含めて豊かになってもらいたいと考えるわけです。このようなことをつらつら考えたり思ったりする素地と仕組みを金融投資は与えてくれると私は思います。あ、もちろん、老後資金を1円でも多く欲しい、とも思ってます!これは切実です!