定年後のハロートレーニング ~キャリアコンサルティング~

橋下夕景#162618

 私が受講したハロートレーニング(職業訓練)では、受講中に3回、各20分間のキャリアコンサルティングを受けるカリキュラムが組まれていました。半分の授業で使われているリモート受講と同じ仕組みを使って自宅で受ける形式です。コンサルティングは外部に委託しているようでした。キャリアコンサルティングについては、受講前のジョブカードの作成は有意義に感じたものの、受講中のコンサルティングについてはあまり期待してませんでした。案の定、1回目は、訓練内容についての話や一般的な就業意向についての話で終わりました。

 2回目も、まぁあたりさわりなく、と思っていたのですが、2回目からコンサルタントの方が変更になり、趣味も含めて興味のある分野の話になって、「銀塩モノクロ写真が…..」とつい口にしたところ、水俣のドキュメンタリー写真(銀塩モノクロ)を見たとおっしゃって、驚きました。そう、水俣と言えば、ユージン・スミスの一連のドキュメンタリー写真です。私もとあるところで実物写真を見たのですが、内容の衝撃さと写真自体の美しさの対比に心を動かされた記憶があります。(その時の話はこちら) が、しかし、まさかキャリアコンサルティングの場で、ユージン・スミスの話になるとは思ってなかった。そうして、好きなことに関連しているアルバイトやNPO、あるいはボランティアでもいいので、そういった興味のある分野でのITサポート的な仕事を探してステップアップしてはどうでしょう、という話になりました。なるほど、それはありかもな、と。ただ、うまい具合に、そんな仕事があるかどうかは別ですが、面白そうだと思いました。

 そのコンサルタントの方は関東の方のようでしたが、日ごろからアンテナを広げて、いろんなものや情報に触れているのだろうと感じました。まさにコンサルティングにはこういう感受性が豊かな資質がふさわしいんだな、と。相手の話をうまく引き出しながら、さらに自分の引き出しからも引っ張り出してきて見せてくれる、という感じ。いやはや、またまた、予想外に有益な体験をすることになったのでした。そうして、このコンサルティングの影響もあり、職業訓練終了後にNPOを含めた仕事を探すことになります。

フィルム乾燥

裏庭#152513

 少し寒さも緩んできたので、溜まっているフィルムを現像しました。水道の水温14℃ぐらいだったのでGO。薬液類は20℃にするので問題ないのですが、水洗がねぇ。10℃下回ると水洗効率落ちる気がするんですよねぇ、実のところどうなんでしょうか。一応、今回も給湯器の温水と合わせて蛇口水洗で20分ぐらい、あと10分を水道水のみで行いました。このあたり、やはり気を使います。水温が18℃ぐらいまでになったら、いよいよ現像の季節到来なんですが。

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3年ぶりのモノクロフィルム自家現像

箪笥の上に並べた未現像フィルムの入れ物を眺めて暮らすこと3年。こんなに長いこと放っておくつもりはなかったのだけど、そのうちやりゃいいかなと思いだしてからが長かった(笑)。まぁ、一度現像作業環境を喪失してしまうと、どんどん遠ざかってしまってこのあり様です。親の介護やらで時間とともにやる気もなくしてたようです。
ま、状況はあまり変わってないのですが、まとまった休みが取れたこともあり発起しました。(数カ月前にも同じように思い立ち、現像液を溶くところまで行ってそのままになってたことは置いときます。=^_^;=)

そういうわけで、20本程度ある未現像フィルムをチェックすべくフィルムケースに入れてある撮影メモをみてみると

UltrafineExtreme400 ISO100…

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奈良市写真美術館

ここのところ、半年ごとのブログ更新とかになっているので、それを打破すべく翌日更新(笑)

5年以上前ですか、奈良を撮り歩きしだした頃にこの写真美術館に出くわした時はびっくりしました。奈良に写真美術館があったとは!が結局のところ、今回訪れるまで一度も入ったことなかったのです。それは展示内容がどうも入江泰吉記念館と化してるようだったから。いや、もちろん入江泰吉の写真も見たかったのですが、奈良での撮り歩き>美術館で写真鑑賞 という優先度でついつい入る機会がなかったというのが本当のところ。
それが、昨年、館長に百々俊二さんが就任して展示内容も変わったようで、これはぜひとも行かなければと思ってました。そう、今回は写真美術館で写真鑑賞>ついでに周辺ぶらぶら写真散歩 となったのです。
632-83_m展示されていたのは、定番の入江泰吉の写真とゼラチンシルバーセッション巡回展。もちろん目当ては後者です。というか、入江泰吉の写真は、いわゆる収蔵作品展示という位置づけでコンスタントにやっていけばいいと思います。
さてゼラチンシルバーセッション巡回展ですが、その存在は知っていたのですが、関西で目にする機会もなかったのでこういう展示はうれしいです。同じネガから撮影者ともう一人が二人一組でそれぞれプリントするというのは、微妙な違いからまったく別の写真と化してるまでの幅広い対比が見れておもしろい。今回は、びみょーに違うってのが結構そこにいろんな意志を感じられて興味深かった。
そして、今回どうしても見たかったのが、マイケル・ケンナのプリント。
写真集でしか見たことがなかくて、ずっとオリジナルプリントを見る機会がなかったのですが、今回ようやく見れて、その緻密なプリントに感激です。こういうの見ると、もっとじっくりプリントしたぁーいと思ってしまいます。まぁ、時間かけてもいいプリントができるわけでもないですが…^^;
さて、銀塩写真を満喫した後は、周辺地域をぶらっと散策。思いのほか撮影本数も増えてしまい、モノクロフィルム4本ほどを撮りきってしまいました。いいプリントを見て写欲も高まったということでしょうか。次回は浅田政志写真展だとか。奈良詣での楽しみが一つ増えました。

写真生活再開

前回のブログの更新が半年以上前ですか…
ご無沙汰しております。
って、ここを訪れる人もボット以外はいないようにも思いますが…^^;

さて、写真生活再開です。
今回は、やりたいことが明確にあるので、本格的に再開です。^^)
一つは、撮り貯めてきた河川敷写真の作品製作。ま、写真講座のネタも兼ねてではありますが、このあたりできちんとプリントしてまとめたいということです。基本、撮り貯めたネガからプリントするつもりですが、並行して追加で撮影もします。
あと一つは、まだ構想段階なのでヒミツです。

というわけで、決意表明も兼ねてフィルム4本を現像。
現像液(D-76)が古くて不安でしたが、変色してなかったのでいけるだろうと…実際問題なかった。
ちなみに、D-23は変色してたので捨てました。
が、定着液がヘタってた。
まぁ、かなりの本数定着したものだったせいもあるのですが、ベース面の抜けが悪かったので、
結局10分近く追加で定着作業をすることに。やはり、コンスタントに現像作業は行わないと、なにかと問題があります。
未現像フィルムもたんまり溜まっているので、今後は現像タンクを振る日も増やしましょう。

ネガフィルムをスキャンしてデータ化作業も再開。
最近は、すぐに眠くなるので、仕事のある日は2本が限界ではありますが。フィルム現像より、こっちの作業の方が手間がかかるので、またぞろ未スキャンネガが山積みにならないよう、こつこつ作業する必要があります。

残るは、撮影機材の手入れ(大半は探し出す作業なわけですが…^^;)と写真展巡りかな。
ちょうど京都グラフィーの季節到来。今年は見まくりまっせー。

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