少し前から気になっているプロジェクトです。最初は、フィルムカメラの新製品が出る？それはうれしい、ぐらいの感じだったのですが、動画見たりしたところでは、なんかフィルムカメラ製造の技術承継も含めてやっていくとかで、かなり本腰入ったプロジェクトのようなのです。まずは、フィルム手動巻き上げ機構からとかで、図面をデジタル化して起こし直して形にしていくようなことが語られていました。

　そして、最近ですが、フィルム手動巻き上げ機構を組み込んだ試作機として、コンパクトフィルムカメラが出来上がったとか。また、リーク情報？か、今年3月頃に製品化されるとか？本当なら、フィルム写真愛好者としてはとてもうれしいです。うれしいと同時に、どこまで行けるのか心配でもあったりするわけですが、ああだこうだと注文つけるのはやめて軌道に乗るまでは目いっぱい応援したいですね。

　初号機がフィルムコンパクトカメラとして世に出るのなら、もちろん発売と同時に購入しますが、もう購入した日から撮りまくりますわ。フィルムコンパクトカメラは、主にプラカメで中古購入して撮ってたりしました。その時感じたのは、フィルムコンパクトカメラの即写性は、スマホカメラはもちろん、コンデジも太刀打ちできんわ、というものです。固定焦点レンズなら、取り出して１秒でシャッター切れますから。その時使っていたのは、自動巻き上げの固定焦点コンパクトカメラだったので、まぁ、撮るわ撮るわでした。ほとんどノーファインダーのスナップです。１本撮り終わるのに３０分かからんかったことも。コンデジでもマニュアルフォーカスにして即写してたこともありますが、起動に時間がかかるので、前準備なく「あ、パシャっ」なんて芸当はできないんです。（逆に、フィルムカメラは、「あ……. フィルム終了」ってことはあるけどｗ）

　とはいえ、こちらは手動巻き上げなので、１枚目は即写できますが、連写は無理ですね。まぁ、手巻き上げ連写も、感触が良ければ気持ちいいものですが。このカメラ、ハーフサイズという噂もありますが、ハーフサイズの巻き上げ感ってどんなんだろう。かなり軽快なのだろうか。たのしみですね。

　さて、このPENTAXフィルムカメラプロジェクト、いにしえのフィルムカメラファンだけではなく、デジカメ世代にも訴求していきたいとのこと、いやむしろ、生まれた時からデジカメな人たちファーストで展開してもらってもいいのではと思ってます。私もいにしえ人の一人として、製品化された暁には盛り上げ役になりたいかな。