PENTAX フィルムカメラプロジェクト ~発売へ向けて前進~

登り木 #164233

 いよいよ夏頃の発売に向けて、PENTAXのフィルムカメラ新製品プロジェクトが次のステップに入ったというアナウンスが公式からありました。いやぁ、楽しみですねぇ。第一弾として発売されるカメラの詳細も語られていました。以前から話に出ていたハーフサイズの手巻き上げコンパクトカメラだそうです。レンズは単焦点25mm(ハーフサイズなので35mm相当?)の高性能レンズのようです。今からどんな風に撮ろうかとわくわくしてきました。

 実のところ、50歳手前で写真に目覚めてからはほとんど35mmか中判でばかり撮っていて、ハーフサイズは小学生の頃に家にあったオリンパスのハーフサイズカメラ以来です。当時は、単に蒸気機関車を撮るための道具という感じでした。一眼レフカメラなんて贅沢品です!って家庭でしたから、ハーフサイズもくそも、最初からカメラはこういうものという感じで、構図が縦だとかそんなことは何もわかっていなかった年頃でした。そういうわけで、いざハーフサイズカメラを手にするとなると、さてどう撮る?って自問してイメージを膨らませていくうちにワクワクしてきているわけです。

タテ構図

 普通に撮ればタテ構図となるわけです。ちなみに、私は結構、タテ構図は撮る方なので別段違和感があるわけではないですが、デフォが縦となるとやはり何らかの影響を受けるかと思います。スマホネイティブ世代だと、当たり前って感じなのでしょうか?スマホで撮ることはほとんどないので、その辺の感じはよくわからないですけど、人間の目が横に二つ並んでいる関係上、生物の人間としては、ヨコ構図の方になじみが深いような気もします。あと、即写スナップを撮るにあたっては、タテ構図は難しいかもしれません。まぁ、まだカメラ自体の形状もわからないので、横に構えた時のフィーリングがどんな風になるのか、これまた楽しみですね。

25mm単焦点レンズ

 レンズの画角については、リコーオートハーフを踏襲するとのことですから25mmということになるのでしょう。そのまま撮ると35mm判換算で35mm(準標準レンズ)の画角相当だそうですから、目で見た感じには近いのでしょうね。この画角でビシバシ撮ってみるのは楽しそうです。というのも、私は普段、ほとんど24mmレンズを使っているからです。写真にハマりだした当初はレンズ沼にハマったこともあって、20mmから200mmマクロレンズまでいろいろ撮っていました。それぞれに特徴があって面白くてずぶずぶハマっていましたw。が、10年もしてくると自然と自分にあったレンズに収斂していくようで、今では24mmがメインで、サブに50mmという感じです。実のところ、焦点距離35mmというのは、私にとって最も撮影枚数が少ない焦点距離のレンズだと思います。なので、逆にこのレンズで撮りまくることに好奇心が動かされるのです。

ニコイチ撮影

 そしてもう1点、PENTAXの公式動画の中で触れられていた35mm判のコマにハーフサイズが二つ並んだ図を見ていて、ん?そうか、ハーフサイズふたコマをセットにしてプリントして作品にするのも面白そうじゃん、と気づきました。この場合、画角はニコイチで25mm、そう普段私が撮っている画角に近い!なので、そのまま横に並べて撮ってもいいし、あるいはアングルやディスタンスを変えて撮ったものを二つ並べてもいい。既に、昔の人がやっているであろう方法でしょうが、再びやってみるのも全然アリです!そもそも、ふたコマ並べてプリントってのが新鮮です。って、え?そうするとプリント時の露光とかどうするんだ。わ、別々に露光する必要ある?あ、これやるとなると、パーフォレーション(フィルムの送り穴)まで露光したくならない?なぜかというと、連続したコマとわかるようにしたいよねってこと。コマとコマの間に露出情報+コマNoとか焼きこんでくれるなら、いうことないんだけどなぁ….

高性能レンズ

 レンズの性能についてですが、ESPIO Miniを継承した?高性能レンズらしいとか。ちらっと試写された写真が動画の中で見れましたが、かなりの実力派みたいです。この、最新の技術で作られたレンズを通してフィルムで撮るってのが、なんともそそります。まぁ、私が使っているフィルムカメラのマウントもニコンのFマウントとかキャノンのEOSとかだったりするので、このあたりの写りの良さはわかってはいますが、気軽に撮れるハーフカメラでよく写るってのは、やっぱりありがたい。よく写るカメラで「何気ない日常を普段撮り」というスタンスとなると、モノクロだけじゃなくてカラーでも撮ってみたくなりますねぇ。フィルム写真のカラーは引退したつもりでしたが、さてどうしようかなぁ。カラー自家現像のチャレンジも兼ねてカラーフィルムも復活しようかなぁ。と、いろいろ楽しみも具体的になってきました。発売までには、今溜まっている未現像フィルムは現像して、スキャンも片づけておかないといけないなぁ。発売されたら、すぐ撮って現像したい!ですからね。

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