なぜ、公園の遊具は、あんなにも不気味というか、
間抜けというか、ヘンなのか。
先月京都で撮った遊具に乗る子供たちの写真を眺めていて、
なんだそうだったのかと気付いた。
なんのことはない、子どもたちがいないから、
彼らは浮いてしまっているのだ。
彼らのとぼけていたり、オーバーアクションな表情や形状は、
子供たちと共にいる時の姿だったのだ。
なんとあたりまえのことだったのか。
思えば、彼らも子供たちに遊ばれることが少なくなって、
放置されてあることが長くなり、余計に怨念めいたものを
帯びてきたのかもしれない。