キャノンギャラリーでやってた。
なんとか最終日に滑り込んだ。
ネットやTVで見たのとはまた違って、
というか、やはりプリントで見た方が断然良い。
各ステージの写真が見渡せるのもいい。
あれ、こんないい写真あったっけ、とかいうのも
結構あった。
瑞々しさ、ちょっとした背伸び、真摯さ、はじける遊び心、
どれもこれも、「この時」にしか写せない、
若さが後押しするストレート写真。
刺激を受ける。
当然、このような写真は、もう私には写せない。
そうではなく、初心に戻ってとかいうのではなく、
素直に、「この時」が「あの時」となって
私の中で共振することで、追体験的な心の
動きが湧きあがるのだ。
いや、映画や文学などの追体験、疑似体験や
感情移入といったものとは別の、共振体験とでも
言った方がいいようなものか。
これは、写真という媒体が持つ特有の性質だと思う。
なんといっても、見る側が「勝手に」心を通わせる
自由さがいいのだ。