最近は、銀塩プリントやネガカラープリントの写真展を
好んで見ているせいか、久しぶりにインクジェットプリントの
写真展を見て、なんども目を疑ってしまった。
立体感がまるでないのだ!
確かに、望遠で撮影された風景が多いんだけど、
だから、念入りに見入ったのだけど、
色を置いたかようにのっぺりしていて、
これは、そう、まるで
ぬりえじゃないか。
そう思ってから、確かにインクジェットの原理はぬりえだけど…
と気付いたものの…
それにしたって、これはないんじゃないか。
きれいに塗れましたってか?
いや、確かに、この立体感のなさを活かして、植物とかを押し花のごとくプリントしたものを見たことがあって、
あ、いいなと思った。
がもちろん、今回の写真は、普通の風景、押し花じゃない。
いつかインクジェットでプリントすることもあるはずだから、
気を付けないといけないなと肝に銘じたのであった。