カメラ雑誌の読み方(カメピより再掲)

今月からカメラ雑誌の読み方を変えてみた。
今までは、発売日に買い集めて、あっちをぱらぱら、
こっちをぱらぱらって感じだったが、
今月からは、一つの雑誌を読み終えてから、
次の雑誌へ移ることにした。

カメラ雑誌と言っても、毎月買っているいわゆる
カメラ総合誌(アサカメ、ポンカメ、フォトコン)だけど。

こういう読み方になったのは、
機材記事以外は、ほとんどの記事に目を通すようになった
ことが影響している。
コンテストページも含めて、1冊の雑誌の中で、
あっちをぱらぱら、こっちをぱらぱらできるわけ。
で、たまには機材記事の目に着いたところを
斜め読みなんかして箸休めしたりしている。

imgこの読み方のいいところは、
口絵写真を何回も見れるところ。
毎回ぱらぱらする度に、口絵も何度も見ている。
口絵ノートだってちゃんと読む。

写真展で面白いのがないかチェックしたり、気になった写真集は、価格.comで新たにできたMy本棚へ入れておいて、買おうかどうか、と逡巡し続ける。

新製品欄も一応チェック。
技術記事もしっかり把握。
コンテスト欄は、後ろの方からちょっとづつ楽しむ。

気が向いたら、広告欄で中古カメラ価格をチェック。
読者コーナーも苦笑したりしながら読む。

こうしてみると、以前は似たり寄ったりだと思っていた雑誌も、
各社色々と工夫を凝らしているのだなぁと思いなおした。
ま、各誌がこぞって取り上げる似たようなデジタル
新製品記事をすっ飛ばしてるので、そういう印象にも
なるのだろうけど…

AE-1PROGRAMのこと(カメピより再掲)

なんかレンズの鏡筒がガタつくなぁと思ってたら、
レンズではなくてボディのマウント部分が原因だった。
カバーを外してマウント部分のネジを締め直して完了。
これだけのことだったけど、ほんと久しぶりにカメラを
カメラとしていじった。
で、しばらく手に持って空シャッターとか切ってみた。
AE-1PROGRAMは、A-1よりも軽やかな感じで結構
気にっている。
シャッターダイヤルが回しやすいのも良い。

が、以前書いたように、この機種は、内蔵露出計が
ずれてくると、ファインダー内表示とAE作動時の
露出を合わせることができない。
調整のための可変抵抗(?)とやらが省かれているとか。
今所有している2台は、まだズレてない個体。
が、いつまでもこの状態でいられるとは限らない。
というか、そのうちずれるに決まっている。
それを思うと憂鬱になる。

などと思いながら、また空シャッターを切っていると、
ん?
AE使う必要あるのか?と気がついた。
今でも、大半は、内蔵露出計で露出を測ってから、
マニュアルで設定して(必要に応じて補正しつつ)
撮っているじゃないか。
AEは、咄嗟のスナップ用にいつもは設定してるけど、
それも最近、必要ないのじゃないかと思い始めていたわけで…
だったら、あくまで内蔵露出計は露出計としてだけ使って、
露出設定はマニュアルで行えば、AEと表示が合致して
なくても問題ないじゃないか。
AE使わないので、表示の方を合うように修正してやればいいのだ。
あやぁ、なんでこんな簡単なことに気がつかなかったのか。

このことに気付いた途端、うれしくなってきて、
また空シャッターを切った。

imgもうAEはいらない。
AEなくても全く問題ない。
やったぁ。

デジイチから写真撮りだして、
フィルムへ移行してMFになり、
ズームレンズを使うこともなくなり、
そしてついにAEもなくなった…
これは退化なのか。
カメラ視点では退化だ。
しかし、私にとっては進化だ。
世の中が進化すればするほど、
人は退化するということか。
そして最後には、存在理由も失うのだろう…
そうなる前に、どこかで踏みとどまる決意が
求められているような気がしてきた…