写真甲子園への道(カメピより再掲)

って、まだ続くんかい。=^_^;=

いや、公式HPを見てたら、なにげに「写真甲子園への道」
という、大会参加に向けてのパンフレットPDFがありまして、
ついぱらぱら見て見たら、これが結構面白い。

写真甲子園のルールは、3人1チームとして8枚の組写真で
競い合うというもの。
まず、3人1チームってのが、体育会系的ノリで良い。
というか、ふつう、写真は一人一人違うわけで、
これを3人チームで写真するってのは、なかなか面白い
やり方だと思う。
写真のスポーツ性が現れてくる。
一人はモデルでとか分業して挑むところもあるようだけど、
上位に入ってくるのは、やはり3人が切磋琢磨して、
助け合ったりぶつかりあったりして鍛えられてるところ。

imgそして、8枚の組写真で挑むこと。
これは、もう、かんなり難しい。
一人でも難しいけど、3人だとさらに。
が、ハマった時は、衝撃的なまでのきらめきを発する。
写真のセレクト、タイトル、並べ方などなど、
いかに大切かがわかる。

というわけで、いわゆる写真コンテストなんかとは、
まったくもって違う、しかし写真の力に満ちた
独特の魅力を持っているのですよね。

で、「写真甲子園の道」パンフ。
その中に、顧問の先生へ向けて書かれたコラムが
あって、こんな文章で締めくくられていました。

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銀塩写真を処理する「暗室」での作業が、デジ
タル写真では「パソコン」で行われます。つま
り、「この世のパソコンの数だけ、この世界に
は暗室がある」ともいえ、デジタルは写真の
可能性とその世界をますます広げてくれるで
しょう。しかし、銀塩写真の暗室作業を経験
している人の方が写真の原理を体験している
ので、デジタル写真の処理も早く、よく理解
できます。そしてなによりも、暗室電球の赤
い光のなかで、現像液に浸した白い印画紙に
フワァーと像が現れて、それをはじめてみた
時のあの感動は、銀塩写真でしか体験できま
せん。多くの写真家たちは「あの感動をきっ
かけに興味がふくらんで写真の世界に入った」
と語ります。デジタル写真が普及しても、高
校生たちにはいつまでもあの感動を体験させ
つづけてあげたいものです。
============「写真甲子園への道」より

よぉーし、今夜もせっせとフィルムスキャンだ…=^_^=.