定年後の金勘定 ~国民健康保険への切り替え~

三角樹#3692521

 まぁ定番の話題です。定年後は、会社時代の健康保険の任意継続か国民健康保険かという話(私の場合は誰かさんの扶養に入るパターンはないので単純)なのですが、せっかくなので体験談を書いておきます。

 本件に限らず何事も個々人それぞれのケースで違いが出てくるので、しっかり計算して自ら選択する必要があるわけですが、任意継続か国保かで言うと、定年退職後すぐは任意継続がお得になるパターンが多いかと思います。私の場合は、細かく計算するまでもなく任意継続で決まりでした。問題は、その翌年以降です。これは、その年の所得がいくらかによってきちんとした計算が必要になります。何月に退職したかでも収入が変わってきますし。私の場合、自治体のHPにシミュレーション用のエクセルシートがあったので、それで試算したところ、翌年は、任意継続から国保に変えた方が年間で6万円ほど少なくなるという結果でした。当然、人によっては退職翌年も任意継続した方が安い場合もあります。

 ここまでは、いろんなサイトとかでも比較検討方法が載っていましたが、さて、では実際にいつ・どのような手続きをすればいいのかとなると、一般的な情報提供系サイトには載ってなかったです。そもそも、任意継続での加入を途中でやめれるように制度変更されたこと自体最近のことです。それ以前は、保険料未納で強制脱退とかいう裏技的なやり方だったようです。これはこれで、ますます、どのタイミングで未納にすればいいのかわからないです。私も事前に調べたときは、このやり方は嫌だなぁとは思ってました。幸運にも私の番になって制度変更になったのはうれしい限りです。(尤も、健保からの案内には、保険料未納による脱退方法も記載されていたので、案外一般化していたのかもしれませんが。)

 さて、では実際にはいつどのように任意継続→国保への切り替え手続きをすればよいのかですが、私の場合は、なんのことはない、次年度分の任意継続手続き書類と同封で、国保に切り替える場合の案内と脱退手続き申請書類が健康保険組合から送られてきました。そこに、次年度任意継続した場合の保険料の提示があるので、国保に変えた場合の保険料と比較して、どっちを選ぶかを決めて手続きすればOKでした。先にも書きましたが、私のケースでは国保へ変更が安かったので、脱退手続きを行いました。手続き的には、3月中に4月から脱会する旨を健康保険組合宛に「任意継続被保険資格喪失申出書」を提出して申請します。この場合、4月1日が資格喪失日となり、そこから数日後に健保より「資格喪失証明書」が発行されて送られてきます。それを持参して、自治体窓口で国保の加入手続きを行うことになります。(※あとから手続きをしても、国保の加入日=喪失日となるので、無保険期間は発生しません。)ちなみに、国保の保険料額が決定となるのは住民税と同じく6月なので、支払いは6月から翌3月までの10か月間で行うことになります。一括で払うことも可能ですが、国保の場合一括で払っても割引とかないので、私はnanacoで一か月毎にコンビニ払いです。このやりかたで、クレカ充当分に0.5%のポイントが付きます\=^_^=/。

 が、しかし、当然試算していてわかっていたことではありますが、2年目の国保もめっちゃ高いです。私の場合、年40万円ばかりになりましたので、毎月4万円ちょっと払う羽目に。そして、目下、次年度の保険料についてどう調整するか頭を悩ませています。つまりは、パートタイム的に働いているいまの仕事をどうするか。資産の取り崩しをどうするか。などなど。このあたりは、給与、投資、控除など、かなり関連する要素が多いので、悩ましいところです。といいながら、こういう悩み事も楽しんでしまうのが定年後生活のコツだと私は思っています。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です