10 周年でノリにのってるBAND-MAIDのなんばhatch公演に行ってきました。なんばウォークの立ち飲み串カツ屋で一杯ひっかけてから会場へ。３０分前には着いたのですが、そこで予期せぬことが。なんばhatchはドリンク代が専用コイン制になってるんですが、なんとそのコイン発行機が長蛇の列となっているのです。2022年にもここでライブ聴きに来てますが、こんなことは初めてです。確か、以前は発行機が何台かあったように記憶しているのですが、それが１台しかなく、そこに何重にも折り返した長蛇の列が発生。いや、これ、普通にあかんやろ。仕方なく並んでいたら、案の定、入場案内が始まりました。いや、俺、今回入場番号１００番台で結構早い番号なんですけど？ドリンクコインのせいで入場できんとかありえんぞ。そう思ってたら、入場案内係から、「入場時にドリンクコインもしくは現金でドリンク代をお願いします」とかいうアナウンスが！おい！だったら、コイン発行機に「必ずドリンクコインと交換してください」なんて書くなよな。というわけで、さっさとコイン発行機の列を外れて入場整理列に並び事なきを得ました。ちなみに、入場時のドリンク代は、さも当たり前に現金で支払い可能でした。つまり、長蛇の列に並ぶ必要はなかったわけです。そもそも、入場をスムーズにするためのコイン制なんですから、これは要改善ですね。

　ということで、若干焦りましたが、無事入場できて１Fスタンディングフロア右手最初のブロック柵の手前に陣取りました。いやぁ、この距離だとよく見えます。今までは、BAND-MAIDを近距離で観るケースでは左手側ばかりだったのですが、今回は初の右手側。そして、これが大正解となりました。理由は、リードボーカルさいちゃんの機嫌がすこぶるよろしかったからでありますｗ。阪神タイガース躍進のおかげとか言われてますが、機嫌がいいのはもちろん、声の調子もすごく良かったです。素人の私でもわかるぐらいに。当然観客のノリも良くなるということで、相乗効果でライブの出来も上振れです。最高の一夜でした。

　さて、今回のライブですが、私的には、スタンディングフロアのブロック柵に注目です。まぁ、過去には、この柵のせいでモッシュできんやないかとか、楕円サークルで汽車ポッポサークルモッシュかよ、とか思ったこともありましたが、体の動きも悪くなり、膝に爆弾を抱える年となり、もうジャンプムリだわと諦めの境地へ旅立とうとしていたわたくしであったのですが、な、なんと、この柵のおかげで、ばんばん跳べるではありませんか。どういうことかというと、柵を左手でつかんで体を押し上げて跳ぶというわけです。そして、着地するときも左手のサポートが効くのです。「総統！私は跳べます！」みたいなｗ。（キューブリックの「博士の異常な愛情」ネタっす）いや、まじで跳べるし、膝も痛くならなくてびっくりしました。シニアにとって、スタンディングフロアのブロック柵は、介助手すりのようなものだったのであります。これからは、刺身用の柵同様、ブロック柵も愛用したいと思います。というわけで、定年退職者にとっても有意義なライブ体験となりました。