旅写真(カメピより再掲)

旅写真がちょっと気になってきました。
といっても、写真を撮り始めて旅らしい旅って
あまりしてない。
imgもう日帰りで可能なとこばっかり。
それでも、何時間か電車やらバスやら船に揺られて
着いた先で、カメラを手に歩きだすと、
やはりこころは高揚して普通じゃない状態になります。
カメラを向けるのは、普段撮っているものと変わらない、
と自分では思っているものの、
いいぞいいぞ、とかこころは騒いでいる。
被写体センサーは敏感になってしまって、
やたらとシャッターを切ってしまう。
そうして、もちろん、いいわこれって写真も撮れるんだけど、
写真を見る人との距離感ということでいうと、
こういう写真は、やはり少し離れているのではないかなぁとか。
旅写真見てると、自分も旅をしているような気になって、
普通じゃないこころの回路が活性化するので、
距離感が出てしまうのかも。
典型的に出るのは、海外を旅行して撮られた写真とか。
別世界の情景とか狙うわけだから、かなりの距離感が
出て当然だし。
けど、たとえばヨーロッパ行って撮ってきました的写真て、
微妙なのが多いのも事実。
旅写真まで昇華しきれず、やっぱり観光写真、とか、
絵葉書写真に無意識に呪縛されたスナップ写真だとか。
おそらく、舞い上がり過ぎてるんでしょうね。
いや、舞い上がる方が楽しいんだから、
それで正解なんでしょうが、作品として人に見せる
写真ではないのは確かです。

ところで、旅写真で、日常的ご近所写真的な近しい距離感を
維持した撮り方ができたら、これはこれで面白いんじゃないかとか、
思って見たり。
となると、自分の舞い上がりをコントロールせにゃいかんかも、とか。

なぁーんて、つらつら考えながら、
改めて、旅写真って何だろうって自問しはじめてます。
今まで考えたこともなかった自分を知ってしまいました。=^_^;=

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