gmail届かない問題、再び

覗かれ窓 #164312

 少し前から、またまたgmailのセキュリティ対策が強化されてgmail宛のメールが届かないケースが発生するという話がネットで出ていた。どうも6月1日以降から1日5000通以上発信するメールサーバーが適用対象になるとかいう話だった。うちはレンタルサーバーを独自ドメインで使っているのだけれど、独自ドメインでは5000通以下でも、レンタルサーバー単位では5000通は超えているだろう、きっと。なので対応しないといけない、かどうかはわからんけど、そのうちまた要求レベルが高くなるでしょうから対応しておこう。と、レンタルサーバーの管理サイトにも対応方法が載っているのを確認はしていた。していたけど、そのうちやろうと思いつつ、結局6月1日になってから設定をしてみたw。

 以前、gmail宛メールが受信されなくなった時にやったのはspfレコードの追加だったが、今回は、「DKIM」「DMARC」といった認証方法に対応させる必要があるらしい。詳しい仕組みはよくわからんが、要するに、「このメールは由緒正しきサーバーから発信された紛れもない良きメールなので受信拒否しないでほしい」、という設定を追加して送るということだろう。聞くところによると、この認証方法に未だ対応していないメールサーバーはかなりあるとのこと。またまたgmail届かない問題が勃発しそうな感じだ。エラーメール返してくれるならいいんだが、前回はエラーメール返さずにだまって拒否してたケースがあったので、正直これはやばすぎると思ったが、今回はどうでしょうかね。なわけで、うちのレンタルサーバーでは以下のような対応を行いました。

  1. メールサーバの管理画面でDKIM/DMARC設定を有効にする
  2. 有効にすると表示されるテキスト内容をドメインのDNS設定に登録する
  3. gmail宛にテストメールを送信して、受信確認及びヘッダーにある認証許可を確認する

1.は、まぁ設定画面でクリックするだけなので簡単。もちろん、使用しているレンタルサーバー運営会社が対応済というのが前提です。
2.は、DNS設定にTXTレコードを追加するのだけど、設定画面はドメイン管理会社ごとに違うだろうから、結構戸惑うのではないでしょうか。私のところの設定画面では以下のように設定しました。

ホスト名ターゲットタイプ
_dmarc.xxxv=DMARC1; p=none;txt
default._domainkey.xxxv=DKIM1; k=rsa; p=############txt
xxxはサブドメイン、###部分は公開鍵情報

設定後、gmail宛にテストメールを送って受信できるかを確認。受信できたメールを開いてメッセージのソースを表示すると、以下のように認証が通っているのを確認できました。(SPFは前回gmail届かない問題勃発時に対応済)

SPF:	PASS(IP: ***.***.***.***)。詳細
DKIM:	'PASS'(ドメイン: xxx.yyy.com)詳細
DMARC:	'PASS' 詳細

というわけで、送信メールへの認証対応は有効となったわけですが、こっちが受信する場合に、gmailと同じく送信認証を求める設定はないんですよね。まぁ、現状では、届いてないのがわからないケースもある届かない問題に対応するのはじゃまくさいので、メインで使用するメールアドレスに設定するつもりはないのですが、スパムが来る前提の捨てアドレスには使いたい気はします。gmailで作った捨てアドレスから転送するのがいいかもですね。って、多くの人はそうしているのだろうな。

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