住宅密集地に建てた18坪の日当たりの悪い平屋での定年生活を綴るシリーズです。WiiM Proという音楽ストリーマーなるものを、使ってみないとどんなものかわからんわとポチりました。(『音楽とともに暮らす戸建て生活 ー オーディオストリーマーなるものを買ってみる』)オーディオ関連から離れて久しいので、このストリーマーというのがなんなのか掴めなかったからです。結論を言うと、これこそ私が求めていたものでした。
家中どこでも今聴いている音楽を聴き続けたい
要するにそういうことなんです。リビングで聴いていた曲をいちいちオーディオ装置を操作することなく、寝室でもそのまま続きを聴きたい。この欲求ありませんか?私はスーパーズボラーなので、これは絶対欲求です!(笑)理想は人感センサーの照明のように、私が移動するのに合わせて音楽も流れ出すスマートホームですが、まぁそこまではいかなくても、スイッチオンで音楽が流れてくれたらとってもしあわせ。この場合、照明と違うのは次の点です。
- 曲の続きから聴ける
- いい音で聴ける
一つ目は当然ですよね。いちいち曲選んでとか論外、同じ曲でも最初から再生とかありえん。二つ目は、単に天井スピーカーから続きの曲が流れる、とかじゃなくて、最適なリスニングポイントで聴きたい、ステレオで聴きたい、しょぼい音は嫌だ。いやぁ、なんて贅沢で傲慢な欲求なのでしょうか(笑)がしかし、これが実現した場合、音楽の持つ幸福力と相乗効果で天にも昇る心地よさが得られるのですよ。幸い、今はワイヤレスで音楽も聴ける時代です。
Bluetoothトランスミッターを買ってみる
最初に購入したのはサンワダイレクトの400-BTAD011というBluetoothトランスミッターです。同時に二つのBluetooth機器と接続できます。TVを二人でヘッドフォンなどで視聴する使い方を想定しているようです。なので、低遅延で比較的高音質な視聴が可能。これでダイニングテーブルにあるPCからキッチン前と浴室にあるスピーカーへ飛ばそうと計画しました。特に浴室までは距離があるので、このトランスミッターの長い送信距離が役立ちました。ただ、キッチンに置いたスピーカーの方は、相性なのかなんなのか、一度ペアリングしてもトランスミッター側の電源を入れ直すと、スピーカーの電源を入れただけではすぐに接続できなかったりします。あと、当然ですが、2台までしか繋げません。それでも、料理しながらキッチン前に置いたBluetoothスピーカーから聴いていたアルバムを、ダイニングテーブルに移ってPCに接続したスピーカーから聴きながら食事をし、そのまま風呂場の壁につけたBluetoothスピーカーからも聴けるという状態は可能となりました。ただ、一番使用頻度が高い、キッチン←→ダイニングの切り替えがスムーズでないのが使いにくい。そんな状態でした。
WiiMシリーズ、どれを買えばええんや?
家中どこでも音楽計画はこんな状態で止まっていたのですが、そこにWiiM Proがやってきます。このWiiM Pro、ホームページを見てもなんかピンとこなくてよくわからないんですよね。ほかにも製品があるんですが、商品紹介を読んでいても、その違いがよくわからない。価格的に一番安いので、入門機的位置づけなんだろうとは思うものの、はっきり書かれていないわけです。このあたりは、もうちっと商品紹介を改善してほしいところなのですが、購入したあとに、つらつらメーカーホームページを見ていたら、アップグレード的に使う製品の方の紹介欄に全体的な製品ごとの位置づけが書いてありました。これ、WiiM Proの製品紹介のところにこそ書いておくべきじゃないでしょうか。そこから抜粋したのが以下の文章です。
●ステップ1: WiiM Pro ストリーミングミュージックの世界へ 構成: ストリーマーのみ 接続先: アクティブスピーカーまたは既存のアンプ 体験: 基本的なストリーミング こんな方におすすめ: • 初めてのストリーミング音楽を高音質で楽しみたい方 • 既存のスピーカーやアンプをスマート化したい方 • 手軽にマルチルーム音楽を始めたい方 できること: • Spotify、Amazon Music等の高音質ストリーミング • 音声アシスタント(Alexa、Google)との連携 • スマホからの簡単操作 • 複数の部屋での音楽同期再生
なるほど、とりあえずでWiiM Proをポチりましたが、私の選択は間違ってなかったようです。ちなみに、ステップ2以降はこう書かれていました。
●ステップ2:WiiM Ultra 高機能・高音質ストリーミングの本格体験 構成: 高機能ストリーマー 接続先: アクティブスピーカーまたは既存のアンプ 体験: 高音質ストリーミング + タッチスクリーン操作 こんな方におすすめ: • より直感的な操作性を求める方 • ハイレゾ音源を本格的に楽しみたい方 • 多彩な入力ソースを活用したい方 ステップ1からの進化: • 3.5インチタッチスクリーン:アルバムアート表示、直感的操作 • プレミアムDAC搭載:32bit/384kHz対応の高音質 • 豊富な入力端子:HDMI ARC、フォノ入力、光デジタル等 • ルーム補正機能:お部屋の音響特性に最適化 ●ステップ3:WiiM Ultra + WiiM Vibelink Amp 本格的なセパレートオーディオシステムへ 構成: ストリーマー + 専用アンプ 接続先: パッシブスピーカー 体験: 力強さと繊細さを両立した本格的音楽再生 こんな方におすすめ: • 音質に妥協したくない方 • 将来的にスピーカーアップグレードを考えている方 • より高出力な音楽再生を求める方 ステップ2からの進化: • 100W×2chの高出力:迫力のあるダイナミックサウンド • PFFB技術:歪みを極限まで抑えた高音質増幅 • プレミアムESS DAC:ES9039Q2M搭載で高解像度の音楽再生 • 純粋なアナログ増幅:デジタル変換なしの自然なサウンド
WiiM Proですが、要するに音楽配信サービス(私の場合はAmazon Music)に接続して既存のミニコンポを通して音楽が聴けて、スマホから操作ができ、複数台で組めば部屋ごとで同期再生ができるということのようです。なるほど、私がやりたかったことは、マルチルーム音楽と言われているのですか。これでよくわかりました。と、長くなったので、実際にWiiM Proを使ってみた話は次回にて。
